020 美しいパンはおいしい


. k/u/k/t

天然酵母パンとごまクロワッサン。形も味わいも生まれも育ちも対極。かたや最小限の材料で酵母の力を信じて作る、成型も自然に逆らわず。かたやリッチな生地にバターをたっぷり、おまけにゴマも。きっちり成型しカリッと。 でもどちらも慎み深く美味しいパンだった。

このゴマクロワッサンの断面!断面フェチの私も唸る(笑)いい、いいね君。 

見目麗しいパンは大抵美味しい。それは成型の整い方ではない。あまりにきっちり正確に寸分違わず出来上がったパンは空々しいし、そんなの機械にやってもらえば幾らでも出来る。そういう美しさでなく、勢いのある美しい断面、美しいパンとしての形、酵母の力とのバランス。

まぁそんなこと言ったら一番差がでるのはバゲット。バゲットのクープはその店の気合いを計れる。大胆でも奔放でも慎重でも正確でもそれぞれ素晴らしいけれど、勢いのないだらけたクープは直ぐ判る。美しい成型美しいクープ。パン屋にも芸術魂は必要だ。美しい女が更に美しく自分を磨くのと同じ。
そんな美しいもの魂の全くない「すっぴんでいいの、家ではジャージ!」な貴方はアンパンマンパン作っていてね。バゲット焼かないでね。

美しいパンは美味しい



2004.  Baker's dozen Jiu

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